Call of Duty: Warzoneのチートを提供している大手の1つが法廷で争われています。
1月4日、Activision社は、現在「Call of Duty: Warzone」などのオンラインシューティングゲームのチートを販売している人気サイトの1つであるEngineOwning社をカリフォルニア州中央地区に提訴しました。訴訟では、EngineOwning社を「ドイツの企業体と多数の個人」と表現し、「回避装置の売買」、「契約関係の意図的な妨害」、「不正競争」の罪で訴えています。
EngineOwning社は、エイムボット、ウォールハック、レーダー、トリガーボット(プレイヤーに照準を合わせると自動的に射撃を行う、または設定した範囲内に入ると任意に射撃を行う)、リコイルと弾幕の除去、ラピッドファイア、アンチチート検出のための様々な回避策などのチートを束ねたサブスクリプションを提供しています。
EngineOwning社のチートは、「Call of Duty」の各種ゲームのほか、「Battlefield」の各種ゲーム、「Star Wars Battlefront 2」、「Titanfall 2」、「Splitgate」、「Halo Infinite」などで利用可能です。どうやらオーバーウォッチのチートにも取り組んでいるようです。
Activisionの訴訟は、「一般人が不当な競争上の優位性を得られるように設計された多数の悪意のあるソフトウェア製品を配布し、利益を得るために販売している組織による違法行為に歯止めをかけることを目的としている」としています。また、「Activisionは被告の利益を得る権利がある」とし、そうでない場合は、「代わりに、Activisionは、被告による各違反行為に関して、最大で2,500ドルの法定損害賠償と訴訟費用を得る権利がある」としています。
Call of Duty: Warzone」におけるチート行為を防止するための取り組みは、昨年末から活発化しており、12月8日には「Ricochet」と呼ばれるカーネルレベルのプログラムが追加されました。