ウルヴァリン』ゲームのアソシエイト・ナラティブ・ディレクターがインソムニアックを退社

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マーベルズ・ウルヴァリン』のアソシエイト・ナラティブ・ディレクターが先日、インソムニアック・ゲームスを退社し、『ウィッチャー』の開発会社CD Projekt Redで新たな職務に就くことを発表した。2021年のPlayStation Showcaseで発表された「Marvel’s Wolverine」は、Insomniacの比較的ライトで大人気の「Spider-Man」タイトルよりも、よりシビアで成熟したゲームになる予定だ。

しかし3年経った今、少なくとも公式にはウルヴァリンについてあまり語られていない。2023年12月に発生したインソムニアックの大規模なデータ流出事件により、『ウルヴァリン』のプロット、キャラクター、ライセンス契約、ボイスキャストといった機密情報が大量に流出し、ゲームのプレイアブル・アルファビルドまでもがデータマニアの手に渡ってしまった。壊滅的なリークに見舞われた後でも、Insomniacは公式声明の中で、「ウルヴァリン」の開発は予定通り継続し、スタジオの準備が整い次第、適切な公開を行うと断言している


ファンが今後のウルヴァリンの続報を辛抱強く待つ一方で、最近、舞台裏で大きな才能を失っているようだ。LinkedInの新しい投稿で、元ウルヴァリンのアソシエイト・ナレーション・ディレクターのメアリー・ケニーは、最近Insomniacを離れ、現在サイバーパンク2077(コードネーム:Project Orion)の続編とウィッチャーシリーズの次回作を開発中のCD Projekt Redでシニアライターの職に就いたと発表した。ケニーは5年以上にわたってInsomniac社に才能を提供し、その間に『スパイダーマン:マイルス・モラレス』や『ラチェット&クランク』にも携わった: Rift Apart』も手掛けていた。

ウルヴァリンのシナリオ・リードとアート・ディレクターはインソムニアック社を退社

ケニーの退社に先立つこと数ヶ月、『ウルヴァリン』のアートディレクター、アーロン・ハビビプールもインソムニアックを退社し、CD Projekt Redで働くことになった。ケニーはポーランドのRPGスタジオでどのプロジェクトに携わっているか明言しなかったが、HabibipourはProject Orionチームの一員であることを確認した。今回の離脱はファンにとっては憂慮すべきことかもしれないが、Insomniacのタイトルが長い間制作中であり、今回のリークはウルヴァリンのシナリオとアートディレクションがもう決まっていることを証明するものだろう。したがって、ケニーとハビプールの離脱は、社内の混乱や開発上の課題を示唆するものではなさそうだ。

一方、CD Projekt Redのゲームの進捗は急加速しているようで、同スタジオはしばらく前に『サイバーパンク2077』の開発を終了し、今後のプロジェクトに完全に集中している。ウルヴァリン』の開発サイクルはかなり進んでいるが、本稿執筆時点ではインソムニアックもソニーも正式なリリース時期を確認していない。しかし、インソムニアックの実績があれば、ファンが心配することはないだろう。