レジェンダリー・エンターテインメントとソニー・ピクチャーズは、人気シリーズ「ストリートファイター」の実写映画の公開日を正式に発表した。他の多くの古典的ゲームIPと同様に、カプコンの象徴的な格闘ゲーム・フランチャイズは、過去に映画化やテレビ番組化の公平なシェアを持っていた。しかし、今度の『ストリートファイター』映画では、前作までの流れに逆らって、長年のファンが喜ぶような形でシリーズを大スクリーンに登場させることができればいいのだが。
1987年に初代『ストリートファイター』が発売されて以来、カプコンを代表する格闘ゲームシリーズは徐々にその地位を築き上げ、現在では最も売れ行きがよく、最も高い評価を得ているビデオゲーム・フランチャイズのひとつとなっている。このシリーズは長年に渡って多くの傑作を世に送り出し、ジャンルを定義する『ストリートファイター2』から高い評価を得た『ストリートファイター6』まで、メインラインとしてリリースされた作品を通じて一貫したクオリティを維持してきた。そして今、カプコンはこの代表的な格闘ゲーム・フランチャイズの成功に乗じて、このフランチャイズを題材にした新たな大作を映画化したいと考えているようだ。しかし、ファンがこの映画を自分の目で見ることができるようになるまでには、まだしばらく時間がかかりそうだ。
Deadlineが報じたように、カプコンのタイトル未定、実写版『ストリートファイター』映画は2026年3月20日公開予定だ。日本のゲームパブリッシャーが共同開発・製作するこの映画は、当初2023年初頭に発表された。当時はストーリーやキャスティングの詳細は明らかにされていなかったが、レジェンダリー・エンターテインメントがカプコンと共に製作を指揮し、ソニーが配給を担当することが明らかにされていた。一方、双子の映画製作者であるダニエルとマイケル・フィリッポウは当時、ビデオゲーム映画化の監督を務めると伝えられていた。しかし、これはもはや事実ではないようだ。スケジュールの問題で2人の兄弟はこの映画から降板したと言われており、ストリートファイター映画は監督不在のままとなった。
カプコンの実写版ストリートファイター映画第3弾は2026年に公開
2026年公開のストリートファイター映画は、カプコンにとって、この人気ゲームフランチャイズの長編映画化に向けた3度目の挑戦となる。同社は過去に『ストリートファイター』のIPをベースにした2本の実写映画を製作した。最初の作品である1994年の『ストリートファイター』には、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ミン・ナ・ウェン、ラウル・ジュリアら有名俳優が出演した。公開時にはファンや批評家から否定的な評価が多かったものの、商業的には成功を収めた。一方、2作目は2009年の『ストリートファイター』: The Legend of Chun-Li)』はあらゆる面で大失敗を喫し、歴代最低視聴率を記録した。
カプコンとレジェンダリーは、今度の『ストリートファイター』映画が前作以上にゲームに忠実なものになるよう、たくさんの素晴らしい原作を用意している。彼らが実際にこれを成し遂げられるかどうかはまだ未知数だが、ストリートファイター映画がうまくいけば、最高のゲーム映画化作品のひとつになることは間違いないだろう。