カプコンは、初代デッドライジングの新たなリマスター版を公開した。デッドライジングの最新作が発売されたのは2016年のことで、それから丸10年が経とうとしている。Xbox 360で数作のヒットを記録し、Xbox Oneのローンチタイトルとして『デッドライジング3』が発売された後、『デッドライジング4』は様々な評価を受け、カプコンはこのゾンビ退治アクション満載のフランチャイズを無期限棚上げにしたようだ。
2006年に発売された初代『デッドライジング』はXbox 360専用だったが、10年後の『デッドライジング4』発売時にはすべての主要プラットフォームに対応した強化版が登場した。それ以降、『バイオハザード2』や『バイオハザード4』といった名作のリメイクや、『バイオハザード7 レジデント イービル ビレッジ』といった一人称視点の新作が相次いで発売され、『デッドライジング』の姉妹作である『バイオハザード7 レジデント イービル』はカプコンから大きな注目を集めている。過去5年間のバイオハザードの成功を見れば、その軽快なアクションに特化したデッドライジングが長い間影を潜めていた理由も分かる。
最新作から8年経った今、カプコンは『デッドライジング デラックスリマスター』と名付けたオリジナル作品の現行機リマスターを発表した。この発表は、ゲームの冒頭で主人公のフランク・ウェストがヘリコプターからゾンビが蔓延るショッピングモールに向かって飛び降りる、40秒の短いYoutTubeトレーラーによって行われた。このトレイラーにはプラットフォームや発売日は記載されていなかったが、今年後半に発売されることは間違いないだろう。
Capcom Reveals Dead Rising Deluxe Remaster
デッドライジングは2016年にXbox OneとPlayStation 4向けにすでに強化されていたとはいえ、ファンにとってはさらに優れたパフォーマンスとビジュアルでゲームを体験できるのは嬉しいことだろう。というのも、デッドライジングの続編の中には10年以上前の作品もあるからだ。とはいえ、カプコンは『デッドライジング』にリマスターというアプローチを取っているようなので、少なくともオリジナルゲームについては、『バイオハザード』的な地上波リメイクの望みは薄いだろう。おそらくカプコンは『バイオハザード』リメイクの成功実績の方に価値を見いだし、2つの異なるゾンビ・フランチャイズのリメイクに取り組むのは水を差すことになりかねない。とはいえ、『デッドライジング5』の可能性はまだ大いにある。
2024年は、これまでにも面白くて評判の良いリマスターやリメイクが数多く登場している。ペルソナ3 リロード」、「ファイナルファンタジー7 リバース」、「Braid: アニバーサリー・エディション』、『スター・ウォーズ/ダーク・フォース リマスター』などは、ゲーマーを喜ばせ、新たなファンをこれらの人気タイトルに引き込んだ。デッドライジング デラックスリマスター』が今年発売されれば、『エピックミッキー』、『ロリポップ』、『ペルソナ3 リロード』、『ファイナルファンタジー7 リバース』、『ブレイド アニバーサリーエディション』、『スター・ウォーズ/ダークフォース リマスター』といったXbox 360時代のリマスター作品に加わることになる: Rebrushed』、『Lollipop Chainsaw: RePOP, Shadows of the Damned: Hella Remastered.などのXbox 360時代のリマスターに加わることになる。